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野菜・果物に関するFAQ

Q and A

14. 野菜を調理して食べる場合と野菜ジュースで摂取するのとは違いますか?

様々なタイプの野菜ジュースが目に付くようになりました。缶入り、ペットボトル入りや紙パックの野菜ジュース、スタンドでの野菜ジュースなどがあります。また、使われている野菜の種類や量も違います。さらに、野菜だけで作られているものや、果物のジュースが混じっているもの、など様々です。
  国民生活センターは平成12年に野菜が摂れることを謳っている野菜ジュースを中心に成分の分析を行っています。その結果では野菜の代わりを野菜ジュースだけですることはできないことを明らかにしています。商品によって、ビタミン、ミネラル、食物繊維の含量が異なりますが、使われている野菜から計算した栄養量よりは少ないようです。 もっとも摂取が期待できるビタミンAでは野菜から摂取できる量の半分から0まで、ビタミンC,カリウム、カルシウム、鉄などは20%くらいが摂取できる商品が多いと報告しています。 野菜だけのジュースではやや飲みにくいために、果汁をいれたタイプがありますが、糖分が多くなりますので、注意が必要です。

野菜の栄養成分が簡単に摂れる点で便利ですが、野菜を摂るのが面倒だから、野菜の代わりにするのはちょっと問題があるかもしれません。また、家庭で作られる場合はあまりアクの強い野菜は適さないこと、ニンジンやリンゴなど酸化酵素が働くためにビタミンCやカロテンなどビタミンの中で酸化に弱いものは壊れることもあります。アクの強い野菜やシュウ酸の多い野菜は加熱して水にさらすなどの行程が入った方が味もよく、ミネラル類の吸収を阻害することがありません。

これらの商品の中で包装されているものを利用される場合は、ビタミンやミネラル、糖分などの成分表示をよく確認して利用しましょう。

(文責 池上幸江)


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