青果物健康推進協会での取組

(1)目的

健康増進、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病対策の一環として、従業員食堂等を活用した副菜（野菜）の摂取拡大、及び食事バランスガイドの普及啓発活動を、2社5事業所で実施した。

(2)取組み企業の概要及び給食について

(I)A社

1）業種：二輪車の研究開発
3）給食形態：委託
4）配膳形式：カフェテリア形式
5）営業時間：朝・昼・夜
6）1日平均喫食数：

(II)B社（4箇所）

1）業種：電子通信・情報処理ソフトウェアの製造・販売
3）給食形態：委託
4）配膳形式：１事業所のみカフェテリア形式、その他定食方式
5）営業時間：昼・夜
6）1日平均喫食数：600～1200食

(3)取組内容及び実績

野菜摂取を中心とした、メタボにならない夕食のとり方に関する講話及び料理講習会の開催。料理講習会では、地元野菜である「なす」と「小松菜」を用いた手軽に調理できるレシピを8品紹介し、参加者が試食。お土産にレシピとなすを配布した。（A社）
実施した講話及び料理講習会終了後のフォローアップとして、2週に1度（計5回）に渡り、メールマガジンを配信した。メールマガジンでは、野菜摂取の重要性も含めた生活習慣病に関する情報提供のほか、地元野菜に関する情報提供及びレシピを紹介した。（A社）
メタボリックシンドローム予防のための食生活等の重要性を喚起するためのリーフレット配布及びポスター掲示。リーフレットでは、無関心期・関心期を主なターゲットと想定し、食生活等が生活習慣病と関係がある旨の情報提供を行い、その中で野菜摂取の重要性を啓発した。（A社及びB社）
メタボリックシンドローム予防のための講演会を実施。科学的根拠に基づく情報提供のほか、ワークショップ形式にて参加者一人ひとりの身体状況や1日当たりの摂取カロリーの目安について確認した（B社）。
従業員食堂にて、ヘルシーメニューの提供、もっと野菜を食べようキャンペーン等を実施。メニューの内容や栄養表示については各取組み企業が独自に取り組み、従業員食堂内で配布・掲示するリーフレット及びポスターの作成・提供は青果物健康推進協会が行った。

企業名	従業員数	実施時期			取組み内容
企業名	従業員数	取組期間	事前調査	事後調査	講演会	料理講習会	ﾎﾟｽﾀｰ掲示/ ﾘｰﾌﾚｯﾄ配布	メールマガジン配信
A社	200名	9月～3月	9/24	3月中旬	○	○	○	○
B社（4支社）	1,300名	1月中旬～3月	1月※	3月中旬	○ (C支社のみ)	×	○	×

※ａ支社（1/15）、ｂ支社（1/23）、ｃ支社（1/26）、ｄ支社（1/28）

詳しい内容はこちらへ→ 青果物健康推進協会

企業・団体向け野菜等摂取普及啓発の推進

全国段階における野菜等消費啓発効果検証
企業・団体等の従業員食堂等を中心として食生活改善の取組みに係る基礎調査及び事例集作成
- 基礎調査
- 従業員食堂における食生活改善事例Ⅱ
事例発表会
企業・団体向け普及・啓発活動について
- 青果物健康推進協会での取組
- ファイブ・ア・デイ協会での取組