野菜等健康食生活協議会事務局は2013年3月31日をもちまして解散いたしました。このコンテンツは、それまでのアーガイブになります。


現在表示しているページ
HOME > やさい・くだもの栄養成分情報提供推進事業 > 栄養成分等の分析調査(分析概要)

やさい・くだもの栄養成分情報提供推進事業

栄養成分等の分析調査

1.分析概要

(1) 品目、品種、産地等及び分析項目

品目品種産地施設栽培法
にんじん ア品種2産地露地のみ土耕栽培
特別栽培※1
イ品種1産地土耕栽培
ウ品種
エ品種
トマト オ品種2産地ハウス簡易雨よけ※2土耕栽培
カ品種1産地ハウスロックウール
養液栽培
年1作長段採り
キ品種土耕栽培
ほうれんそう ク品種2産地露地
ハウス
土耕栽培
ケ品種1産地ハウス
コ品種
ピーマン サ品種2産地ハウス土耕栽培
シ品種1産地土耕栽培
養液栽培
ス品種土耕栽培
  • ※1: 特別栽培:その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培するものをいう。
  • ※2: 簡易雨よけ:簡易なビニール等による屋根で、作物の上部のみを被覆して栽培するものをいう。

(2) 分析項目※3 ※4

品目栄養表示基準に定める項目左記に定める以外の特定成分の項目※2
基本項目※1その他の項目※2
にんじんエネルギー
たんぱく質
脂質
炭水化物(糖質・食物繊維)
ナトリウム
カロテン 
トマトカロテンリコペン
ほうれんそうカロテン
ビタミンC、鉄
 
ピーマンカロテン
ビタミンC
 
  • ※1: 基本的項目の五項目については、1品種1回(10検体)を実施。
  • ※2: 基本的項目以外の項目については、各4回(1回:10検体)を実施した。
       なお、品種によっては4回実施が不可能な場合があり、出来る範囲でサンプリングを行った。
  • ※3:  水分については、基本的に分析毎に実施。
  • ※4:  サンプルの規格、分析時期、分析回数、サンプル数の詳細については別紙参照( 頁)

(3) サンプリング方法

各品目のサンプリングは、品目別の生産量等を考慮し、産地並びに品種等を選定した。農業協同組合等の協力により、産地から定期的に宅急便で送付し、分析を実施した。

検体の決め方は以下の通りとした。

  1. 出荷直前(JA出荷場)のものを分析試料とする。
  2. 生産者は特定しない。
    (但し、一部農協並びに農業生産会社は生産者が特定されている。)
  3. グレードは消費量の多い規格のもの。

(4) サンプリングの部位等

五訂増補日本食品標準成分表(以下食品成分表と示す)におけるサンプリング方法に準ずる。

  • にんじん、トマト、ピーマンの検体は全て皮付きとした。
  • にんじん:根端及び葉柄基部を除く。
  • トマト:へたを除く。
  • ほうれんそう:葉について試験。株元を除く。
  • ピーマン:種ぬき、わたぬき。へたを除く。
  • 部位を統一した。

いずれも変色等の異常が認められた場合は除く。

(5) 測定に用いた検体の調製方法

(1) にんじん(根端及び葉柄基部を除く)
 葉柄基部約5o及び根端約3oを除去したのち、1品全量を粗切りし、フードカッターで粉砕して試料とした。
(2) トマト(へたを除く)
 へたの部分を包丁で約1pの深さにくり抜き、1個全量をジューサーカップに入れてカップ内で刻んだのち粉砕して試料とした。
(3) ほうれん草(株元を除く)
 株元をキッチンバサミで切り落とし、フードカッターで粉砕し試料とした。
(4) ピーマン(へた、しん及び種子を除く)
 縦半分にきったのちへたの周りに包丁で切り込みを入れ、へたと種子及び種子に付着しているわたの部分を除いた。5〜7個について処理をし、その後全量をフードカッターで粉砕して試料とした。

※ 1検体数の量…にんじん:3本、トマト:2個、ほうれんそう:3束、ピーマン6〜7個
 なお、ピーマンの最後10件は数が少なかったので5個で行った。

(6) 分析方法

    エネルギー:栄養表示基準(平成15 年厚生労働省告示第176 号)によるエネルギーの換算係数:たんぱく質,4;脂質,9;糖質,4;食物繊維,2・ たんぱく質:ケルダール法:窒素・たんぱく質換算係数:6.25
  • 脂質:酸分解法
  • 灰分:直接灰化法
  • 糖質:栄養表示基準(平成15 年厚生労働省告示第176 号)による計算式:100−(水分+たんぱく質+脂質+灰分+食物繊維)
  • 食物繊維(酵素−重量法)
  • ナトリウム:原子吸光光度法
  • 水分:減圧加熱乾燥法
  • ビタミンA(β-カロテン当量、α-カロテン、β-カロテン、レチノール当量)、ビタミンC、鉄:五訂増補日本食品標準成分表分析マニュアルに準ずる。
  • リコペン:財団法人日本食品分析センターのマニュアルに準じる。

↑ PageTopへ ↑

Copyright(c) v350f200.com All Rights Reserved.